うさぎが目を閉じて寝るところを見たことなんてなかったのに、いつの間にか目を閉じて寝るようになっていたということはありませんか?
疑問に思っている方も多いと思いますので、お知らせします。
うさぎが目を閉じる様子を人に見せないのは警戒心の表れ
ペットうさぎの先祖であるアナウサギは捕食される前提に生活を余儀なくされてきた群れ性の動物です。
巣の外に行くのもエサや排泄といった用事をする時だけで、巣の中にいる時も耳の良い天敵に居場所が知られないように静かに暮らします。
寝ている時は生物として一番無防備な状態となるために襲われる可能性が上がります。
基本的に他者に自分の無防備な部分、弱い部分を見せると襲われてしまうので、側に誰かがいる時に目を閉じて眠ることはありません。
このような野生時代の名残がペットうさぎになってもしっかりと残っていて、油断も隙もない生活を送っているのです。
なお、巣の中ですら、仲間同士の襲撃の問題があるため、なおさら油断も隙もできない状態です。
そのため、ペットうさぎから見て同じ群れの仲間である飼い主にすら、目を閉じて寝る姿を見せることはありません。
うさぎが目を閉じて寝るようになった理由
目を閉じて寝る子は高齢になるに従って増えていきます。
高齢になったからなのかもしれませんが、警戒心も警戒するつもりもすっかりなくなってしまった子に多いようです。
自分が暮らしているケージの中や飼い主の家には天敵もいないし、飼い主も安心安全の存在だから、自分が油断しまくっても大丈夫という境地に辿り着いたといえます。
うさぎが高齢で心身ともに弱った頃に、ようやく飼い主にだけは弱みを見せることができるようになったのではないでしょうか。
なお、高齢になればなるほど、やる子が増えますが、別に若くてもやる子はやります。
これは飼い主への信頼度を示すというものでもなく、その子の性格です。
まとめ
うさぎが目を閉じて寝るという無防備な姿を普通は飼い主に見せることはありません。
理由は野生時代の名残が引き継がれているからです。
油断している姿を見せるとあっさりと襲撃されてしまうので、襲撃されないように油断も隙もない姿を見せているのです。
ただし、うさぎも高齢になればなるほど警戒心が和らぐのか、飼い主の前で目を閉じて寝る子が増えます。
なお、高齢になった子のほうが目を閉じて寝る子が多いというだけで、若い子であっても飼い主の前で目を閉じて寝る子もいます。
この違いは特になく、単なる性格です。