うさぎのデリケートなお腹のためとおやつを兼ねて、砂糖入りのヨーグルトをあげたいという人もいます。
うさぎに砂糖入りヨーグルトをあげた時の効果とはどのようなものなのでしょうか?
目次
ヨーグルト砂糖入りを与えるのは推奨しない
スプーンに少しくらいなら問題ないのですが、ヨーグルトは水分が多く、砂糖入りのものをたくさんあげるのは良くないです。
大量の水分がうさぎの下痢の原因、砂糖の糖質がお腹の中でガス化し、お腹が苦しくなる可能性を否定出来ません。
その他にも、乳製品がうさぎの体質に合うかどうかという問題もあります。
元々、動物は他の動物の乳を飲むという習慣がなく、飢餓が発生した時代の人間が飢えをしのぐために乳を飲み始めたのが乳製品の始まりという話もあります。
人間もうさぎも胃腸を持っていますが、雑食の人間と草食のうさぎではやはり多少の違いがあります。
砂糖入りであってもヨーグルト=ヘルシーでお腹にもいいというイメージがあるので、あげたい人も少なくないとは思うのですが、雑食の人間と草食のうさぎという生物的な違いも考慮しましょう。
お腹の調子を整えるなら、乳酸菌のサプリメントを使おう
昔はうさぎの獣医の中にはヨーグルトがお腹の調子を整える効果があるので、推奨していた人もいました。
しかし、それは乳酸菌サプリメントがなかった時代の話です。
現在では様々な乳酸菌サプリメントがあるので、うさぎのお腹の調子を整える効果が欲しいからとわざわざ砂糖入りのヨーグルトをあげる必要はなくなっています。
うさぎの便秘や下痢が続いているという人は、うさぎが過ごしやすい気温かどうか確認して下さい。
寒過ぎると下痢になってしまいます。
暑過ぎても寒過ぎても体を動かさなくなるので、運動不足になります。
まとめ
うさぎに砂糖入りヨーグルトをあげた時の効果はお腹の調子を整えてくれることもあるでしょう。
しかし、お腹の調子を整えるという効果に比べてデメリットも大きいです。
まず、乳製品がうさぎに合うかどうか、水分が多過ぎて下痢をする可能性、砂糖の糖分でお腹にガスが溜まり過ぎる可能性。
どうしてもあげたいという場合はプレーンの水切りヨーグルトをスプーンに少し与える程度にしましょう。
少しあげる程度なら影響がない子も多いですが、体質的に合わない子もいるので食べさせ過ぎはよくありません。
お腹の調子を整えたいのなら、乳酸菌サプリメントがあります。
下痢や便秘で困っているという場合はサプリメントやヨーグルトよりも先に、病院で検査してもらうか室温を確かめましょう。
デリケートなうさぎは温度によって胃腸の調子を崩すことがあります。