子どもたちのために保育園でうさぎを飼いたいと思っている方も少なくないと思います。
しかし、うさぎはデリケートな動物なので屋外での飼育で亡くなることも少なくありません。
どのように飼育をすればいいのでしょうか。
目次
保育園における複数飼育と屋外飼育の注意点
まず、オスとメスを一緒に飼うと繁殖をしてしまいます。
うさぎは1年中繁殖が可能な動物でありネズミ算式に増えていくので、オスと同居をさせる場合、メスは必ず避妊手術をしましょう。
一番安全なのはメスだけ飼育することです。
オス同士の飼育はケンカの原因になるので、おススメしません。
屋外飼育はうさぎにとって過酷な環境になりやすく、野良犬や野良猫が入ってこれないように隙間がない頑丈な小屋を用意しましょう。
暑過ぎても寒過ぎてもうさぎは体を壊してしまうので、暑さを遮るよしずなどでしっかりと対策をすることが大切です。
放っておけばいい動物ではないので、保育園で通常業務をやりながら飼うことはとても大変だと思います。
保育園に通う子どもがアレルギーを発症するかも
うさぎアレルギーというものがあります。
毛やフケが原因となり、喘息やショック症状を引き起こすものです。
現在、アレルギーを持つ子どもたちは増えており、うさぎが原因でアレルギーを発症する可能性も否定出来ません。
もし、うさぎアレルギーの子がいたとして、その子だけうさぎに触れ合えないようにしても他の子どもの衣服についた毛が原因で症状が出る可能性は大いにあります。
動物にはこのようなリスクがあることも理解しておきましょう。
ただ、一方で幼い頃から動物に触れ合っている子どもほどアレルギーを発症しない可能性が上がるとも指摘されています。
まとめ
保育園でのうさぎの飼育にはメリットとデメリットとリスクがあることを覚えておきましょう。
それを理解した上で、うさぎ飼育に関する本と動物アレルギーの本を読み勉強して下さい。
うさぎは子どもたちの情操教育にとてもいいものですが、デメリットもリスクもあります。
屋外での飼育小屋はデリケートなうさぎにとって過酷な環境であり、長生きしてもらうためには手を掛けなければいけません。
犬が小屋を破壊して侵入し、娯楽のためにうさぎたちを狩ることもありますから、頑丈な小屋が必要です。
また、うさぎアレルギーの子どもがいる場合はどのような対応をするのか、もし発症したらどのように対応するのかも事前に決めておくべきでしょう。
重症化すると保護者に連絡して、病院に連れて行ってもらうといった悠長なことは出来ず、迅速に病院に連れて行く必要があります。