野生のうさぎを保護して、飼うことにした人もいるかもしれません。
野生のうさぎを飼う場合、寿命はどれくらいなのでしょうか。
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野生のうさぎの寿命は長くて10年前後
野生では長く生きるのは厳しいですが、適切に飼うと長い子では10年ほどの寿命があるようです。
ペットうさぎの寿命は5歳から8歳前後とされ、長生きする子は10年以上生きるので、野生もペットも長さはさほど変わらないです。
ただし、ペットうさぎはペット用として改良されてきたのに対し、野生のうさぎはあくまでも野生です。
人間に懐かないこともあるので飼うのは厳しいこともありますから、その場合は元いた場所に放してあげましょう。
ずっと一緒にいたい気持ちも分かりますが、うさぎがいたくないと意思表示をしているのに、無理やり飼うのはうさぎも人も不幸になるだけです。
寿命を延ばす飼い方
寿命を延ばすためとはいえ、特別な何かをするわけではありません。
たっぷりの牧草とペレット、ご褒美やおやつに野菜や果物を少し、1日1時間から2時間ほどの室内運動が基本です。
人参のような固い野菜は薄くスライスしてあげて下さい
他にはうさぎが苦手としている寒暖差や暑さと寒さが苦手なので、常にうさぎが快適に過ごせる温度を意識しましょう。
うさぎが快適に過ごせる温度は20度から25度ほどですが、人間にとっては寒すぎたり暑すぎることがあるので、うさぎ用ヒーターやひんやりマットなどを併用するのがおススメです。
うさぎが嫌がらないようなら、眉間や背中を優しく撫でてあげて下さい。
おもちゃに関してはわらや牧草でできたものを用意しましょう。
かじり木では固すぎて、歯がずれたり削れすぎるために不正咬合の原因になってしまうので、与えてはいけません。
まとめ
野生のうさぎを飼う場合、寿命はどれくらいかについてですが、最長で10年前後、平均5年から8年ほどと推測します。
この寿命は一般的なペットうさぎとほぼ同じ程度になります。
犬や猫よりも寿命に幅があるのはうさぎ自体まだまだ研究途上の動物だからです。
そのため、今後は個体や品種の差はあれど、10年以上生きる子も増え、平均寿命が延びる可能性はあります。
うさぎに長生きしてもらうためには難しいことは何もありません。
良質なペレットと牧草、睡眠、運動を基本に、うさぎが快適に過ごせる温度を維持することです。
おやつやご褒美に少量の野菜と果物を与えるのもいいでしょう。
運動は1日1時間から2時間ほど室内で遊ばせる程度で構いません。
ただし、大人の野生のうさぎを飼う場合、飼われたくないと明確な意思表示をしたら飼うのはやめて、元いた場所に放してあげましょう。