うさぎを飼ったけれどケージに入れたら、出すまで足を床に叩きつけて出せと催促してくるようになったと悩む飼い主は少なくありません。
知らず知らずのうちにわがままとなってしまい、手を焼くようになり、こんなはずではなかったと思う人も多いことでしょう。
わがままなうさぎはどうしつければいいのでしょうか?
うさぎは温和という誤解
まず、うさぎは草食動物ですが温和な性格ではありません。
ペットうさぎの元となったアナウサギは1匹のオスと複数のメスを中心としたハーレムのような群れで暮らしています。
この群れの中にはしっかりとした上下関係があり、メスはオスと交尾をする順番が決められているのです。
平等主義な動物ではなく上下関係という概念がある動物なので、飼い主が甘やかすとうさぎは、「自分が1番」と勘違いをします。
時々、うさぎを責める飼い主がいますが、それは違います。
わがままになったうさぎが悪いのではなく、わがままにさせた飼い主が悪いことを自覚して、うさぎへの接し方を変えなければ改善されません。
わがままなうさぎのしつけ方
人間の子どものようにしつけが出来る動物ではありません。
うさぎが自分こそ1番だと感じたのは、そういう空気を飼い主から感じたからです。
即効性のあるしつけはなく、根競べです。
うさぎがケージから出せと主張するのなら、うさぎが諦めるまで無視をし、諦めた頃にケージから出してあげるを繰り返します。
ケージから出すタイミングをうさぎが決めるのではなくて、人間が決めるのだと行動でうさぎに見せ続けます。
一度、自分が1番だと思ったうさぎが人間に主導権を渡すことは一筋縄ではいきません。
飼い主の忍耐が試されます。
まとめ
うさぎがわがままになったのは飼い主の責任です。
しつけはただ一つ。
うさぎの言うことを聞かないです。
全てはうさぎの言うことを聞いていた人間に責任があります。
うさぎにしつけをされた状態ともいえるでしょう。
人間はうさぎから主導権を奪い戻さなければいけません。
奪うとは過激な言葉だとは思いますが、一度得た主導権をうさぎはなかなか渡そうとしないのが普通です。
うさぎが人間に主導権を渡してくれるまで長いしつけが続きます。
うさぎは可愛い動物ですが、上下関係を明確にする動物でもあるので、可愛いという気持ちだけで接しているとうさぎにしつけられてしまいます。
うさぎと接する時はケージに入れる時は入れる、遊ぶ時は思いっきり遊びというようにメリハリをつけることが大切です。