ある日、ふとうさぎの足の裏を見たら、毛がないとびっくりしたことはありませんか?
通常、うさぎの足の裏は毛があるのが普通であり、毛がないのはソアホックと呼ばれる病気の状態です。
ソアホックとはなんなのでしょうか?
目次
ソアホックとは?
うさぎには珍しくない病気で、足の裏の毛が抜けて、炎症などの症状を引き起こすことをいいます。
初期症状では足の裏の毛がない程度ですが、症状が悪化すると炎症が起こり、最終的には皮の部分がえぐれてしまうのです。
軽い傷の状態をびらん、悪化すると潰瘍と呼ばれるようになります。
原因については、足が濡れてしまい皮膚炎を起こしていたり、体の重さで足裏に負担が掛かってしまったりということが多いです。
太っていなくても、うさぎの重心や動かないために体重が掛かる場所が足裏の一部に偏るのです。
うさぎはデリケートな動物ですが、皮膚もデリケートなため、水に濡れただけでも雑菌のせいで皮膚炎を起こし、脱毛することがあります。
環境改善が症状改善のカギ
まず、ソアホックになったら、動物病院に行き、治療をするのが基本です。
その上で、症状改善をさせるためには環境の改善が重要になります。
床を柔らかいものにしたり、ケージの床をうさぎの足裏に負担のないすのこにするのも対策になります。
動かなかったり、太っていても足裏に負担が掛かるので、動かない子には運動をするように促しましょう。
太っている子にはダイエットです。
野菜や果物を主食にしていたり、おやつとしてたくさん与えているとカロリーオーバーになることがあります。
おやつは適度に与え、体型を維持しましょう。
まとめ
うさぎの足の裏に毛がないのはソアホックと呼ばれる病気です。
足の裏の毛がなんらかの要因で抜けることで、炎症を起こします。
症状が軽い場合は脱毛による軽い炎症で済みますが、悪化すると潰瘍になってしまうので、見つけたら早く動物病院へ行きましょう。
原因はうさぎの重心や太り過ぎなどの要因により、足の裏の一部にだけ体重が掛かっている、水や排せつ物で足の裏が濡れ、雑菌により毛が抜けてしまったというものがあります。
うさぎにとっては毛がないことはかなり痛い状態なので、床を柔らかい素材に変える、ケージの床を足に負担が少ないすのこに変えるといった対策をし、足が濡れないような環境を作りましょう。
もし、うさぎが太っているのなら根気が必要ですが、ダイエットをすることで症状が改善されます。
動かない子には少しでもいいので、体を動かしたくなるように飼い主で工夫してあげて下さい。