うさぎは可愛いと人気の動物ですが、飼い方は犬猫よりも繊細さが求められます。
飼い方の注意点についてご紹介します。
目次
うさぎの飼い方の食事とおもちゃの注意点
食事の基本はペレットと牧草ですが、野菜と果物も少量なら食べることができます。
ユリ科の植物とカフェイン入りのものは食べられません。
それ以外なら、多くの果物と野菜を食べることができますが、野菜も果物も積極的に摂取していい食べ物ではありません。
果物の糖質はうさぎのお腹の中で発酵し、ガスが湧きます。
湧き過ぎると、当然ですが、うさぎはお腹が苦しくなってしまいます。
ただし、パパイヤは酵素の効果で、お腹の中にある毛を溶かす効果があるので、少量を定期的にあげるといいです。
他にも人参は固過ぎるので、薄く切ってあげなければいけません。
小松菜はカルシウムが多過ぎるので、結石の原因になることがあります。
野菜と果物は一長一短なので、必ず少量ずつあげて下さい。
野菜は無農薬にこだわりたいという人もいますが、無農薬レタスを食べたうさぎが毎回、ぎょう虫になったという話があります。
無農薬野菜は虫を駆除するようなものは使用しないので、このようなリスクがあることは理解して下さい。
スーパーで売っている普通の国産野菜は収穫○日前以前に○回までしか農薬を使用できないといったルールで作られていますから、農薬の成分はほとんど残ってはいません。
おもちゃに関してはワラや牧草でできたものを与えて下さい。
かじり木は不正咬合という病気になるリスクを高めます。
うさぎの飼い方の生活と病気の注意点
うさぎは体温調節が苦手な上に、入浴後に体調を崩すこともあるので、お風呂には原則入れません。
うさぎの足裏の毛がないのはソアホックという病気なので、生活環境を見直す必要があります。
ソアホックはうさぎの重心や体重、生活環境が要因となって足の裏の毛が抜けてしまう病気のことです。
ケージの床材をすのこのものにすると足裏への負担が減ります。
他の注意点として、うさぎは暑さ寒さと寒暖差に弱いので、室温を20度から25度に常にし続けましょう。
うさぎはデリケートな動物なので、悪くなる時はあっという間に悪くなります。
悪くなった時に動物病院を探すようでは間に合わない可能性があります。
うさぎはマイナーな動物なので、うさぎをきちんと診療できる獣医は限られているのが現状なです。
普段から動物病院を探しておきましょう。
健康診断のついでに動物病院に行き、雰囲気や医者の態度などを見て下さい。
まとめ
うさぎの飼い方の注意点は牧草とペレットを中心に餌を与えることです。
野菜と果物は少量だけ与えましょう。
おもちゃはわらや牧草でできたものを与えます。
かじり木は不正咬合の原因になるので与えません。
お風呂に入れません。
足裏の毛が抜けることがあるので、その場合は生活環境を見直します。
うさぎをきちんと診察できる病院が少ないので、日頃から健康診断などで動物病院を訪れ、きちんとうさぎを診察できる医師かどうか判断しましょう。