野草は健康にいいと言われているからかうさぎに食べさせてあげたいと考える人も多いようです。
しかし、野草は食べられる種類が決まっています。
どのような野草の種類をうさぎは食べることができるのでしょうか?
うさぎが食べられる野草
手に入りやすいものならば、タンポポ、オオバコ、シロツメクサ、ヨモギ、ナズナの5種類になります。
ただし、タンポポは似たような形をしているけれど、種類としては別物というものも多いので注意が必要です。
オオバコは人間の咳止めの漢方薬としても使われています。
シロツメクサはクローバーのことで、マメ科ゆえに栄養豊富です。
しかし、お腹の中で発酵し、ガスで膨らみ、うさぎが苦しむことがありますから、食べさせ過ぎは注意が必要です。
ヨモギは草餅の原料で、伝統的な民間療法に多く取り入れられていますが、ヨモギにそっくりな毒草があるので注意しましょう。
ナズナは七草がゆの材料の1つです。
採取場所とその他の注意
道端に生えている野草は犬猫のおしっこ、排気ガスが掛かっている可能性があります。
食べられるとはいえ、きれいとはいえないので、採取場所にはおススメしません。
公園に生えているものは除草剤などが散布されている可能性があります。
除草剤が散布されると草は枯れるのが普通ですが、除草剤に耐性を持つと枯れません。
人がいない過疎地や山の中でもない限り、うさぎにあげるには難ありの野草が多いです。
うさぎにおいしいものを食べさせてあげたいという気持ちも分かりますが、野草にこだわる必要はないでしょう。
野草以外にも少量ならば、野菜と果物を食べることができるので、スーパーから野菜と果物を買ったほうが安全です。
無農薬にこだわる人もいますが、農薬を使っていないため、目には見えない虫がいる可能性があります。
そのため、無農薬のレタスを食べる度にぎょう虫になったうさぎの話もあります。
スーパーで売っている野菜は収穫○日前までしか農薬を散布できないとルールが決まっていますから、安心して下さい。
スーパーで売っている国内産の野菜はほとんど農薬の成分が残っていないので、国内産の野菜を買っておけば問題はありません。
まとめ
うさぎが食べられるもので、入手しやすい野草は5種類。
タンポポ、オオバコ、シロツメクサ、ヨモギ、ナズナです。
似ているけれど、別物というのは珍しくないので、採取する時はしっかりと事前にどのような特徴があるのかを調べて下さい。
しかし、道端のものは汚れている可能性がありますし、除草剤が散布されているかもしれません。
過疎地でもない限り、うさぎが安心して食べられるくらいきれいな野草を手に入れることは難しいでしょう。