うさぎとモルモットが一緒に写っている画像を見て、一緒に飼うのもいいなと考える飼い主さんは多いようです。
しかし、うさぎとモルモットの組み合わせは最良に見えるのですが、注意が必要です。
目次
うさぎがモルモットに悪い菌を持っている可能性がある
うさぎにもモルモットにも特有の病気があり、お互いに感染するリスクがあります。
特に気をつけたいのが気管支敗血症というボルデテラ菌が原因となる呼吸器の病気です。
うさぎはこの菌を持っていることがありますが、発症することはありません。
しかし、モルモットにボルデテラ菌が感染した場合、モルモットが肺炎で亡くなる可能性が高いという欠点があります。
全てのうさぎがこの気管支敗血症の原因となるボルデテラ菌を持っているとは限りませんが、モルモットにとってはうさぎの存在がリスクになります。
うさぎとモルモットを一緒に飼う注意点
元々、草食動物同士であり、犬猫と一緒に飼うよりは安心できる組み合わせです。
ただし、性格の合う合わないは確実にあるので、ケンカばかりの可能性も否定できません。
それ以外の注意点としては、オスのモルモットとメスのうさぎの組み合わせでは、オスのモルモットがメスのうさぎにマウンティングをする可能性があります。
メスのうさぎは偽妊娠する可能性があるので、避妊手術をしましょう。
一緒に飼う場合は別々のケージを用意し、相性を確認してから一緒の部屋で一緒に遊ばせるなどを判断する必要があります。
どうしても喧嘩ばかりしてしまう場合は、お互いの存在がストレスになるので、別々の部屋で生活をさせて下さい。
うさぎとモルモットが仲良くしてほしいと飼い主が思う気持ちは分かりますが、動物には人間のように空気を読み、利害関係を考えて、表面上だけは仲良くするという建前はできないので、無理はやめましょう。
まとめ
うさぎとモルモットは同じ草食動物同士で原産地の場所は違えど同じ乾燥地帯出身であり、生育温度も被っているため、飼育しやすい組み合わせです。
しかし、うさぎが気管支敗血症の原因となるボルデテラ菌を持っていることがあり、モルモットに感染すると、高い確率で亡くなるという欠点があります。
そのため、一緒に飼うことはおススメしない組み合わせです。
一緒に飼う場合はお互いの相性もあるので、別々のケージを用意し、仲良くできるかどうかをしっかりと確かめましょう。
喧嘩ばかりしてしまう場合は一緒に部屋での飼育は諦め、別々の部屋でお互いの顔を見せ合わないように飼育して下さい。
オスのモルモットはメスのうさぎにマウンティングを行い、メスは偽妊娠をする可能性があるので、避妊をしましょう。