野生のうさぎを保護したけれど、飼育しても大丈夫なのか、どのように飼育をすればいいのか分からないと悩んではいませんか。
どうすればいいのでしょうか。
目次
保護をしても野生に返す前提で飼育を!
野生のうさぎはペットのうさぎとはやはり違います。
犬でも猫でもうさぎでも現在、ペットと呼ばれる動物は品種改良により野生のものとは違う種類となっています。
野生のうさぎはどうしても人に懐き辛かったり気性が荒かったりするのです。
そもそも、飼われるということ自体を嫌がる場合もあるので、その場合はすぐに外に帰してあげて下さい。
情が移っても怪我が治ったら元の場所に返すようにして下さい。
子どものオスとメスを保護した場合、たとえ兄妹であったとしても成長すると交尾をして繁殖をしてしまうので、別々に飼育をして下さい。
繁殖されてしまうと、野生に帰すタイミングを逃すだけでなく、タイミングを逃したために多頭飼育状態になることも予想されます。
そうなると経済的にも負担になり、多頭飼育崩壊と呼ばれる状態になりかねません。
野生うさぎの保護だろうがペットだろうが、一度面倒を見たら、最後まで責任を持つことが大切です。
野生のうさぎの飼い方
野生のうさぎを保護した場合は動物病院ですぐに診療をしてもらって下さい。
野生で草むらにいることも多いので、ダニやノミに寄生されている可能性がありますし、腸内には寄生虫がいる可能性も否定出来ません。
基本的に野生のうさぎの飼育も普通のうさぎと同じように、エサにペレットと牧草を与え、その他の世話も同様に行います。
ただ、ペットのうさぎと違う部分も多々あると思うので、直接、専門家に助言を受けたほうが無難です。
その場合、ペットショップの店員に話を聞くのはやめましょう。
うさぎ専門店ならまだしも、普通のペットショップの店員は動物についての専門的な知識がないことも多く、誤った方法で動物を飼育していることも少なくないからです。
まとめ
野生のうさぎを一時的に保護して飼育するのならありでしょうが、ずっと飼育することはおススメ出来ません。
保護が必要な状態だったとしてもうさぎ自身が嫌がったら、すぐに外に出してあげて下さい。
心配になると思いますが、うさぎが嫌がる環境での生活は苦痛なだけです。
相手は野生動物なので、意思を尊重してあげて下さい。
保護をした直後は動物病院で診察を受けて、健康状態を確認しましょう。
子うさぎは危険な状態になりやすいので、注意が必要です。
複数の子うさぎを保護した場合、成長と同時に交尾を始める可能性も否定出来ませんので、別々に飼育をしましょう。
うさぎが妊娠をしてしまうと、野生に返すタイミングを見失ってしまいます。