動物園などではうさぎがよく屋外で飼育されています。
通常、うさぎは屋外での飼育は厳しいとされていますが、動物園といった場所で飼われているうさぎは平気なのでしょうか?
目次
屋外で飼育されていて平気かどうかは人間次第
屋外での飼育ではうさぎたちは寒暖の差や冷えと暑さに常に晒されています。
そのため、命を落とすうさぎが多いのも実情なのですが、屋外で長生きできるかどうかは人間次第です。
暑い時はたくさんの水や暑さを避けるためのよしずなどを設置してもらえたり、冬は寒くないように風を遮るような対策をしてもらったりという手厚い世話をしてもらう必要があります。
しかし、実態はさほど世話をしてもらえないといったことも少なくありません。
動物園の中には値段が高い集客力の高い動物なら丁寧に世話をしても、うさぎのような簡単に繁殖する動物には丁寧に世話をしていられないということもあります。
屋外における集団飼育のうさぎは過酷
うさぎは群れを形成して生活をする動物です。
そのため、群れの中でも対人関係が発生し、馴染めないうさぎも発生します。
温和で仲良く暮らしているイメージがあるうさぎですが、オスを頂点としたハーレム社会で、大奥のようにメスたちも格付けされています。
そのため、うさぎの社会にもいじめがあり、馴染めないうさぎはよく怪我を負うようです。
しかし、一部の動物園はうさぎが怪我を負っても一時的に隔離するだけで、怪我が治ったら群れに戻され、また怪我をするというサイクルが繰り返えされる場合があるそうです。
うまく序列の中で空気を読み行動し、群れの上位者に気にいられるか、群れの上位にならなければ平和はないと言えそうです。
まとめ
動物園で飼育されているうさぎの待遇がいいかどうかはその動物園次第です。
元々、年中繁殖可能な上に、しっかりと扱わなくても増えていく動物ですから、雑に扱う動物園もあるようです。
屋外で飼育されているうさぎの生活は過酷で、暑過ぎても寒過ぎてもいけない上に寒暖差にも弱いので、長生きをしてもらうためには人間がどれだけ世話が出来るかに掛かっています。
屋外で集団飼育されているうさぎたちは1つの群れとなっていてしっかりとした序列があり、その群れの中に馴染めなければいじめが待ち受けています。
平和に暮らすためには群れの上位者に気に入られるか、群れの中の空気を読み、反感を買わずに生活をするか、群れの上位に君臨しなければいけません。
小さくてデリケートなうさぎではありますが、集団生活ではまるで人間のような立ち回りが必要なのです。