猫を飼っていて、うさぎも飼いたい。
もしくはうさぎを飼っていて、猫を飼いたい。
うさぎと猫が仲良くしている動画を見て、こう思っている人も少なくないでしょう。
しかし、猫は肉食動物なので、うさぎとの同居飼育は心配と思っている人も多いと思います。
どうやったら、同居を成功させることが出来るのでしょう。
目次
子猫の間に同居することが成功のコツ
動物には社会化期というものがあります。
猫も同様で、社会化期の時期に一緒に過ごした動物は成長しても狩りの対象になりません。
しかし、猫の社会化期は短く生後3週間から7週間しかありません。
実際、ペットショップで購入する子猫は社会化期を過ぎてることが多いと思いますが、出来るだけ若い猫を購入しましょう。
少し社会化期を過ぎても若い子猫の間にうさぎと過ごさせることが大事です。
子猫の間ならうさぎも猫に慣れやすいでしょう。
大人の猫がいる環境でのうさぎ飼育はリスクが大
猫を飼う感覚でうさぎを飼育してはいけません。
猫よりもストレスに弱く、体調不良に容易になる動物です。
猫をお腹いっぱいにすれば、うさぎと仲良く出来るだろうと思うのも間違いになります。
肉食動物にとって狩りは食事以外にも娯楽でもあるからです。
食べるつもりがなくても遊びで命を奪うことは肉食動物にとっては当たり前のことです。
猫がいる環境では狙われているかもと感じるので、うさぎのストレス度も高くなります。
猫がいる状態で、うさぎを飼って成功させるコツは実際の所、猫の性格に寄るところが大きいです。
経験談から大丈夫そうという人もいますが、1匹のうさぎと1匹の猫のケースでしかありません。
事前に準備が出来るとしたら、うさぎのおしっこが染みついたものや毛を置き、慣らすこと。
よく遊んで猫が持つ狩猟本能を充分に満たし、体を疲れさせ、お腹を満たすことを常に心がけること。
イライラすると、猫も八つ当たりをします。
転がすと、おやつが出てくるおもちゃは頭を使うので、頭も疲れさせることが可能です。
うさぎを迎えた初日から数日間に体に変調をきたしやすいので、その間だけでも猫をケージに近付けるのは絶対にやめます。
なお、うさぎも嫉妬する動物なので、猫と遊んでばかりだと嫉妬をして、床を叩き続ける可能性もあるので注意しましょう。
飼育には飼い主のバランス感覚が求められます。
なお、うさぎの毛のようにふわふわとした猫じゃらしをおもちゃにしたことがあるという場合は諦めたほうがいいです。
ふわふわとした動くもの=獲物とねこじゃらしで猫に教えてしまっているからです。
まとめ
猫とうさぎの飼育を成功させることは簡単ではありません。
大人のうさぎの元に子猫を迎えことも、大人の猫に子うさぎを迎えることもおススメしません。
動画やSNSでは猫とうさぎが仲良くしているものが多いですが、一握りの成功例が検索をすることで大量に出てきていると考えたほうがよいでしょう。
猫がうさぎを襲う例はたくさんありますが、SNSにも動画にも投稿出来るものではありませんから、検索しても見つからないのです。