うさぎがいつもより横になると心配になるものです。
いつも元気にしていてほしいのに、これが病気か何かだったらと思うと嫌になりますよね。
目次
うさぎは健康で若くても横になるのが多くなる時がある
基本的に横になるのはリラックスのポーズですが、通常、高齢期のうさぎは横になることが増えます。
しかし、健康で若いうさぎでも横になることが多くなる時があります。
たとえば気温。
暑くても寒くてもうさぎは横になり、動きが鈍ります。
うさぎは人間に比べて、寒暖差に弱い上に快適に過ごせる気温の幅が狭いです。
基本的に20度前後がうさぎにとって快適に過ごせる温度で、夏の初めなどは22度くらいでも暑がることがあります。
他にも湿度も影響をします。
基本的にうさぎは寒さに強いですが、低温だと寒さから動きが鈍くなります。
夏はうさぎ用のひんやりマット、秋はうさぎ用ヒーターを使ってあげましょう。
ケージの中にこれらを敷くと上がってくれないこともあるので、ケージの壁に立て掛けるのがベターです。
横になるのは病気の場合も……
うさぎは体調が悪くても横になります。
動いた後にハアハアと息切れしているといった場合は肺の病気の可能性があります。
ただし、高齢で体力が低下しても動いた時にハアハアと息切れしますから、一度、動物病院でレントゲン撮影をして確かめましょう。
他の要因としてはうっ滞かもしれません。
うっ帯とはお腹の調子が崩れ、胃腸の動きが止まったことでガスが溜まったり、胃の中に食べ物が留まり、うさぎが腹痛になっている状態です。
こちらの場合は横になる以外にも食欲がない、水を飲まない、糞が小さいかしないことが多いです。
悪化すると命にかかわるので、これらの症状が出たらすぐに動物病院に行って下さい。
調子が悪いと耳の温度が下がるので、常日頃から耳を触り、何度くらいか感覚で知っておきましょう。
うさぎは見た目では病気をしているように見えないことが多いので、耳も体調の判断材料にして下さい。
まとめ
うさぎがいつもより横になるのは季節の変わり目などで気温に体がついていけないことが多いです。
他には気温がうさぎにとって低いか高いかで快適に感じていないといった理由があります。
ただ、肺の病気もしくはうっ滞の可能性もあるので、異常を感じたら様子を見ないですぐに病院に行って下さい。
「うちのうさぎ、調子が変な感じがするんだけど……」と病院に行かずに、知り合いに相談をする人も少なくありませんが、デリケートな小動物ゆえに短時間で悪化することがあります。
うっ滞だったら相談をする時間が惜しいので、食欲がない、糞尿が少ない、糞が小さいといった症状が出たらすぐに病医に行きましょう。